テンカウント
4/2の日曜日、友人のボクサーの引退試合があった。
場所は新宿歌舞伎町コマ劇場近くにあるヒューマックスパビリオンの7Fにあるイベント会場。
「The Final」という名前のイベントで18人の選手が参加していた。
実は私、そのような引退試合なるものがあるということを知らなかった。
どうも、ドクターストップでボクシングをやめなくてはならないと思っても、また年齢、そして経済状況等を考慮してやめたつもりでも、なかなかケジメがつかないらしい。
友人も「あわよくば復活してやろうと思ってた」と言っていたくらいである。
ケジメをつける為に最後の試合をやるのだそうだ。
もちろん、お医者様に危険だからと止められている選手もいるし、年齢的に上の方もいらっしゃるし、10年ぶりに試合をする選手もいるし、普通の試合はしない。
2ラウンドのみ。
選手によってはギアをつけたままでやっていた。
9試合全部みて、思った事。
みんな、ボクシングが大好きなんだな〜、って。
ふと自分のことを思った。
私から音楽やることを取り上げたらどんな気持ちだろう、って。
コワイ......。考えられない......。
音楽に年齢の制限もないし、ドクターストップもない。
いきなり辞めろとか言われたら未練タラタラだろうな....。
試合の後、各選手のインタビューで「ボクシングをやって良かった事は?」ときかれ一番多かった答えは
「いい仲間に出会えた事」。
一見個人でやるスポーツだから「仲間?」って思うかもしれないけれど、選手を技術的に支える人、そして応援する人全員のことらしい。
あ、応援してた私達も?と嬉しくなる。
確かに、ボクシングが好きで集まる人は職業もバラバラ。
普段の生活でなかなか友達になれないような人が集まってくるらしい。
あと、みんな「選手でなくなっても、ボクシングをもっと広める為に貢献したい」ということも言っていた。
大好きだからずっと携わっていたいんだろうし、大好きだからもっとボクシングを日本で盛り上げたいんだろうな〜。
結構泣けるようなことを皆言うので、感動のあまり涙腺が危なかった。
一番強烈だった試合は56歳のカシアス内藤選手(元世界ミドル級一位)と56歳の渡辺選手(←現在ボクシングジムの会長、元日本ライト級一位)の試合。
だって、年齢が!!
もちろん、現役のときのような闘い方はしないけれど.....。
この歳になってもボクサーショーツをはいて、そしてフォームもなかなか決まっていて、凄いと思った。
かっこいいおじさま
しかも、渡辺会長(船橋ジム)はこの試合の為に久しぶりに調整をして「肩こりが治りました。血糖値も下がりました。」と。
肩こりや体調がよろしくない大人はシャドウボクシングで健康になりましょう、と。
思わず「ボクシングジム、通おうかな〜」って思ってしまった。
なんて乗せられやすいんだ、私ってヤツは!
ところで、カシアス内藤選手はlegendの人だそうです。
彼をモデルにした小説もあるらしいので、checkしてみましょう。
今度、息子さんのデビュー戦があるらしい。
すげ〜。
強いんじゃないの?!
さて、試合の後、皆でイタリアンレストランで食事しながら歓談。
実は初めて知ったのだが、試合の後はお酒を飲めないらしい。
スパーリングでも飲めないらしい。
試合ともなると、一週間は我慢だそうだ。
な、なのに!!友人Dは飲んでしまった!!
いいのかぁ〜??!!
現役ボクサーもいたが「本当は駄目だよ」と。
ま、もう引退だからいいのかな......。
って駄目だよね〜??ね〜??
(タイトルのテンカウント・・・・・総ての引退試合の後、引退する選手がリングに上がり、頭を垂れてテンカウントをきく。ケジメがつくのだろう。この時の会場は静粛している。)
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